アリスx3 不思議なお茶会


文字色変えられるとか聞いてないよ…
なんとなく試してみるけどこれでいいのだろうか?
一応ピンク色設定((
好きなんです、ピンク。

あ、気づいた人もいるかもしれないけど、、
タイトルのとこにサブタイトルいれることにしたよ!
めんどくさいときはしないけど。。。










「ここでお茶会するんですか?」
白いテーブルクロスのかかったテーブルを見ながら
隣にいる臨也に尋ねる。
そうだよ、と爽やかな声で期待した通りの返事が返ってくると同時に、
木が倒れるような凄まじい爆音が辺りに響いた。
「―――!?」
二人が同時に音のした方を向くと、細身の青年が
木を引っこ抜いているのが目に入った。
「いーざーやーくーん…ここにはもう来んなって
 言わなかったっけなぁー?」
わざと間延びさせた言葉が終わると同時に、
青年が向き直り、さっき抜いた木を二人の方に―――
投げた。かなりの勢いで。
「―――!!」
__は反射的に目を瞑ると、ふわりと体が浮くような感覚に捕らわれた。
…?状況を確認するために恐る恐る瞼を開くと、
臨也が自分のことを俗に言うお姫様抱っこで抱え上げ、近くにあった
木に飛び移っていたのが分かった。
「危ないなぁ…ちゃんと周りのことも考えてから行動しなよ…
 シズちゃん」
「え…?」
__は、自分がお姫様抱っこされているのと、
先ほど臨也の言っていた危険人物の名前が出てきたことに
驚きを隠せなかった。
そんな__が目を丸くしているうちに、
臨也とシズちゃんと呼ばれた男―――平和島静雄はもう次の行動に移っていた。
「__ちゃんはここに座ってて。あんまり動かないほうがいいよ
 …危ないから」
そういって臨也は__を木の枝に降ろし、
5m近くある木から飛び降りた。
さっきまで臨也が立っていた場所には
銀色に光るスプーンが3本突き刺さっていた。
「……」
__はごくりと唾を呑む。
すると、下の方から金属同士がぶつかる甲高い音が聞こえてきた。
__が下を見ると、臨也が投げたナイフを静雄が銀色のお盆で捌いていた。
「臨也くんよぉ…いい加減その名前で呼ぶのやめろって言ってるだ…ろッ!!」
言い終わると同時に、静雄はさっきまでナイフを捌いていたお盆を
勢い良く臨也の方へと投げた。
「…ッ!」
臨也はひらりと身をかわし、手にしていたナイフを静雄の方へと投げる。
静雄はフォークで飛んできたナイフを挟み、そのまま地面に捨てた。
そんな戦いに嫌気がさしたのか、臨也はポケットに手を突っ込み、
銀色に光る物を静雄に向かって投げ、ソレを静雄が受け取るのを
確認し、__が座っている木の枝に飛び乗る。
「キミの探し物はソレだろう?俺が持っていても仕様がないから返すよ」
臨也は木の上から静雄に声をかけると、__を抱きかかえ
更に森の奥深くへと進んでいった。